MylogStar 4 Release3.1

【リリース日】

2020/09/29

【製品追加】

1.英語版MylogStar 4 Desktop、MylogStar 4 FileServer 新規リリース

[詳細]
MylogStar 4 製品群において、外国語版OSに対応した英語版「MylogStar 4 Desktop」、「MylogStar 4 FileServer」を新製品としてリリースしました。

  • 英語版「MylogStar 4 Desktop」、「MylogStar 4 FileServer」のインストール要件については「導入ガイド」-「MylogStar Desktop / FileServerのインストール要件」をご参照ください。

【動作環境追加】

1.Microsoft Windows 10, version 2004 (updated June 2020)上での動作検証を行いサポート対象として追加

[詳細]
Microsoft Windows 10, version 2004 (updated June 2020)上での動作検証を行い、正常に動作することを確認しました。以下の製品において、動作環境として追加されます。

  • MylogStar 4 Enterprise (Release3.1)
  • MylogStar 4 Desktop (Release3.1)
  • MylogStar 4 製品のリリースにおけるWindows各バージョンへの対応状況につきましては、MylogStar製品FAQサイトをご参照ください。

【仕様変更】

1.マスターデータベースのサイズが上限に達しないためのメンテナンス機能を追加

[詳細]
マスターデータベースのサイズがSQL Server Expressでの上限となる10GBを超えないようにするため、アーカイブジョブ実行履歴の保管期限をこれまでの無期限から、マスターデータベースに格納されたサイズが1GBを超えた際に時系列順に古いものから削除するメンテナンスが行われるように仕様を変更しました。以下の製品において、仕様変更されます。

  • MylogStar 4 Enterprise

【不具合の修正】

1.マスターデータベースのサイズがSQL Server Expressの上限に達してしまう場合がある (#14751)

[詳細]
監視対象のコンピューターが多い、またはMylogStar 3からの運用期間が長い環境においてMylogStar Agentより定期的に送信される操作ログ転送状況を登録するテーブルのサイズが拡大し、マスターデータベースのサイズがSQL Server Expressの上限となる10GBに達してしまう場合がありました。
この問題が発生した場合には操作ログの欠損は発生しませんが、操作ログがデータベースに登録されずMylogStar (Relay) Server上に蓄積するため最新の操作ログがMylogStar Consoleより閲覧できなくなります。マスターデータベースのサイズを適正に保つメンテナンス機能を追加し、本リリースで対応しました。

以下の製品において、修正されます。

  • MylogStar 4 Enterprise
  • MylogStar 4 Standalone Manager

2.ダッシュボードの「ログ送信・登録状況」の更新が行われない場合がある (#31765)

[詳細]
監視対象のコンピューターが多い、またはMylogStar 3からの運用期間が長い環境においてMylogStar Agentより定期的に送信される操作ログ転送状況を登録するテーブルのサイズが拡大したことが原因で更新処理がタイムアウトし、ダッシュボードの「ログ送信・登録状況」が最新の情報に更新されなくなる場合がありました。マスターデータベースのサイズを適正に保つメンテナンス機能を追加し、本リリースで対応しました。

以下の製品において、修正されます。

  • MylogStar 4 Enterprise
  • MylogStar 4 Standalone Manager

3.バックアップのタスクがスキップされた場合、以降のバックアップのタスクが実行されなくなる問題 (#30668)

[詳細]
システムがシャットダウン中に予定時刻となった場合など、バックアップのタスクがスキップされたケースにおいて、以降のバックアップタスクが実行されなくなる問題がありました。
これは、タスクに設定された”操作”が複数登録されていると発生するタスクスケジューラの挙動に起因するもので、バックアップタスクを次の2つに分割することで当問題を回避しました。

  • MylogStar Standalone Backup Task(バックアップの実行)
  • MylogStar Standalone Backup Rotation Task(世代管理用スクリプトの実行)

以下の製品において、修正されます。

  • MylogStar 4 Desktop
  • MylogStar 4 FileServer

4.特殊なメールアドレスが含まれるEメールログのアーカイブデータを展開するとエラーになる問題 (#24707)

[詳細]
改行が含まれるなどの特殊なメールアドレスのEメールログを対象にアーカイブの展開を行うとエラーになる問題がありました。Eメールログの登録処理を改修し、特殊なメールアドレスを含むEメールログに対しても正常にアーカイブの展開が行われるよう、本リリースで対応しました。

以下の製品において、修正されます。

  • MylogStar 4 Enterprise
  • MylogStar 4 Desktop
  • MylogStar 4 FileServer

5.説明に一部の記号を含むイベントログを取得した際、正しく取得されない問題 (#32834)

[詳細]
Windowsイベントログの説明の中に「%」が含まれていた場合、そのイベントログをMylogStarでログ取得すると説明が空欄で取得される場合がありました。
イベントログの取得処理を改修し、Windowsイベントログの説明に「%1」のような文字が含まれる場合でも正常にログ取得が行われるよう、本リリースで対応しました。

以下の製品において、修正されます。

  • MylogStar 4 Enterprise
  • MylogStar 4 Desktop
  • MylogStar 4 FileServer

6.不正なログファイルをデータベースに登録した際、メモリ使用量が上がり続ける場合がある問題 (#34641)

[詳細]
データ破損などにより発生した不正なログファイルを対象にデータベースの登録処理が行われると、ログの解析処理の問題によりメモリ使用量が増加し続けてログの登録が不可能となる場合がありました。
ログの登録処理を改修し、不正なログファイルを処理した場合でも適切なメモリ使用量を維持しログの登録処理を継続するよう、本リリースで対応しました。

以下の製品において、修正されます。

  • MylogStar 4 Enterprise
  • MylogStar 4 Standalone Manager

【制限事項 追加】

1.MylogStar Agent - コンピューターログ (P-4101)

[制限事項]
コンピューターのタイムゾーンや夏時間の設定を変更した後からコンピューターの再起動までについて、その間に取得されたコンピューターログにおける「タイムゾーン」「夏時間識別」「時差」の項目は、パワーオン時での情報が表示されます。タイムゾーンや夏時間の設定変更がログに反映されるのはコンピューターの再起動後となります。

2.MylogStar Desktop / FileServer - インストール、アンインストール (P-4102)

[制限事項]
過去のログや設定を引き継ぐ形でMylogStar 4 Desktop / FileServerのアップデートを行う場合は、現在ご利用中のエディションや言語とは異なる製品へのアップデートは行うことはできません。
次のようなケースが該当します。

  • MylogStar 4 Desktop から、MylogStar 4 FileServer へのアップデート
  • MylogStar 4 FileServer から、MylogStar 4 Desktop へのアップデート
  • MylogStar 4 Desktop / FileServer 日本語版 から、英語版へのアップデート
  • MylogStar 4 Desktop / FileServer 英語版 から、日本語版へのアップデート

3.MylogStar Desktop / FileServer - ログ管理設定 (P-4103)

[制限事項]
夏時間の切り替えなどによりコンピューターの日付や時刻の調整が行われた際、タスクスケジューラの挙動として、調整された日時を基準にタスクの次回実行時刻が再設定される場合があります。
この際、ログ管理設定にて利用している各タスクの次回実行時刻が再設定された場合には、対象となるタスクの実行は再設定された日時ではなく、次回のタイミングにて実行されます。

4.MylogStar Agent - ファイルログ (P-4104)

[制限事項]
シンボリックリンクのリンク先がネットワークドライブの環境において、シンボリックリンクのフォルダー上でファイルの新規作成、ファイルの上書き保存、ファイルのリネームの操作に失敗する場合があります。
この事象が発生した場合には、お客様の環境に合わせた回避手順をご案内いたしますので、お手数ですがサポートセンターまでお問い合わせくださいますようお願いいたします。