【リリース日】
2016/4/6
【動作環境変更】
1. Windows 10上での動作検証を行いサポート対象として追加
[詳細]
Windows 10上での動作検証を行い、正常に動作することを確認しました。以下の製品において、動作環境として追加されます。
・MylogStar 3
・MylogStar 3 Desktop
Windows 10のエディションは以下製品に対応します。
・Windows 10 Home
・Windows 10 Pro
・Windows 10 Enterprise
※Windows 10初期ビルド(Build 10240)をご利用の場合は、MylogStarを導入する前に最新のWindows Updateを適用する必要があります。適用しないままMylogStarを導入した場合、【OSが起動しない】などの重大な問題が発生する恐れがありますので十分にご注意ください。
2. 小規模環境におけるSQL Server Expressを使用した運用に対応
[詳細]
50ユーザーまでの小規模環境を対象に、データベースとしてSQL Server Expressを使用した環境にて動作検証を行い、正常に動作することを確認しました。以下の製品において、対応データベースとして追加されます。
・MylogStar 3
SQL Server Expressのエディションは以下製品に対応します。
・MylogStar 3
-Microsoft SQL Server 2008 R2 Express (x86/x64) (SP2 以降)
-Microsoft SQL Server 2012 Express (x86/x64) (SP1 以降)
-Microsoft SQL Server 2014 Express (x86/x64) (SP1 以降)
※SQL Server Expressはデータベースサイズが10GBを超えることができません。操作ログ取得ポリシーやアーカイブジョブの設定を適切に行う必要があります。
【機能追加】
1. ログエクスポートジョブを追加
[詳細]
データベースに格納された操作ログを指定した条件でCSVファイルとして自動出力する機能「ログエクスポートジョブ」を追加しました。以下の製品において、追加されます。
・MylogStar 3
・MylogStar 3 Desktop
・MylogStar FileServer
2. バックアップジョブとアーカイブジョブを既定で作成
[詳細]
バックアップジョブとアーカイブジョブについて既定で作成されるようにし、これらのジョブが未実行であることに起因するデータベース肥大などの障害を防止できるようにしました。以下の製品において、対象となります。
・MylogStar 3
・MylogStar 3 Desktop
・MylogStar FileServer
【機能改善】
1. アーカイブの処理速度を改善
[詳細]
アーカイブ処理の内部ロジックを変更し、アーカイブジョブの処理速度を改善しました。以下の製品において、対象となります。
・MylogStar 3
・MylogStar 3 Desktop
・MylogStar FileServer
2. アクセス制御の対象となる機器を追加
[詳細]
アクセス制御の対象となる機器を追加しました。
以下の製品において、追加されます。
・MylogStar 3
・MylogStar 3 Desktop
・MylogStar FileServer
追加された機器は、デバイスインスタンスパスが以下の文字列で始まるUSB接続された記録装置です。
・SCSI\DISK
※アクセス制御の対象となる機器についてはいくつかの制限事項があります。詳しくはマニュアルをご参照ください。
3. アクティブ時間の算出方法を改善
[詳細]
ユーザーログ、アプリケーションログ、ウィンドウログの項目「アクティブ時間」の算出ロジックにて「アイドル判定時間」を考慮するよう改善しました。以下の製品において、対象となります。
・MylogStar 3
・MylogStar 3 Desktop
・MylogStar FileServer
4. SSLによる接続を要求するメールサーバーに対応
[詳細]
MylogStar Consoleの「メール設定」画面に「メールサーバーとの接続に SSL を使用する」チェックボックスを追加し、セキュリティで保護された接続(SSL)を要求するSMTPサーバーについても使用可能となるように対応しました。以下の製品において、対象となります。
・MylogStar 3
・MylogStar 3 Desktop
・MylogStar FileServer
【不具合の修正】
1. ポリシー設定ファイルを出力し、クライアント端末へ適用する環境において、SQL Serverの負荷が上昇する問題 (14595)
[詳細]
主にシンクライアント環境でのマスターイメージ作成時など、MylogStar Serverよりmsvpolicy.exeにてポリシー設定ファイルを出力し、クライアント端末に適用する環境において、SQL Serverの負荷が上昇し、MylogStar Agentへのポリシー変更が適用されない場合があることが確認されました。本リリースで、この問題を修正しました。
2. ポップアップによるメッセージ通知が行われない問題 (14612)
[詳細]
リアルタイムアラートやフィルターによる警告メッセージなど、ポップアップによるメッセージ通知が行われない場合がありました。本リリースで、この問題を修正しました。
3. スクリーンショットログを連続して表示するとメモリの使用量が大幅に増加する問題 (14613)
[詳細]
Internet Explorerを使用してMylogStar Consoleよりスクリーンショットログを連続して表示した場合、Internet Explorerのメモリの使用量が大幅に増加することが確認されました。本リリースで、この問題を修正しました。
4. 特定の文字コードが指定されたWebサイトを閲覧した際に取得されたWebログのページタイトルが文字化けする問題 (14617)
[詳細]
特定の文字コードが指定されたWebサイトを閲覧した場合、取得されたWebログのページタイトルが文字化けすることが確認されました。本リリースで、この問題を修正しました。
5. シンクライアント環境においてユーザーがログオンしたタイミングでアプリケーションが一時的にフリーズする問題 (14656)
[詳細]
シンクライアント環境において、複数のユーザーからのログオン処理が重なった場合、MylogStar Agentの内部処理によりCPUが高負荷となり、他アプリケーションのパフォーマンスに影響を与える場合がありました。本リリースで、この問題を修正しました。
6. MylogStar Agentのデータフォルダーをプログラムフォルダー内とした場合に、ログの送信が行われなくなる問題 (14604)
[詳細]
MylogStar AgentのデータフォルダーをMylogStar Agentのプログラムフォルダー配下とした場合、MylogStar Agentのプログラム保護機能によって取得された操作ログが送信されない現象がありました。本リリースで、この問題を修正しました。
7. 共有プリンターへの印刷時にプリンターログが取得されない場合がある問題 (14596)
[詳細]
同名のローカルユーザーとドメインユーザーでそれぞれログオンする環境にて、それぞれのユーザーに対してプリンターログを取得するポリシーと取得しないポリシーが割り当てられていると、共有プリンターへの印刷時にプリンターログが取得されない場合がありました。本リリースで、この問題を修正しました。
8. 不正なログファイルをデータベースに登録する際にMylogStar Serverがメモリとディスクの領域を大量に消費する問題 (14666)
[詳細]
ファイルの破損などが原因による不正なログデータをMylogStar Serverが処理した場合にメモリとディスクの領域を大量に消費してしまう場合がありました。本リリースで、この問題を修正しました。
【仕様変更】
1. MylogStar Agent - 通信系ログ全般
[詳細]
MylogStar Agentと他アプリケーションとの干渉問題が発生するリスクを軽減するため、通信監視対象の既定値を「指定したアプリケーションを監視除外」から「指定したアプリケーションを監視」へと変更しました。
また、この仕様変更に伴いMylogStar Consoleの「ポリシー設定」-「コンピューター」の画面レイアウトを一部変更しました。
【制限事項 追加】
1. MylogStar Agent(Mac版)- インストール、アンインストール (P-0328)
[制限事項]
最新のソフトウェアアップデートが適用されていないMac OSにMylogStar Agent(Mac版)をインストールした場合、アプリケーションの証明書を正しく読み込むことができずにエラーとなる場合があります。ソフトウェアアップデートが適用され、最新の状態でMac OSが動作していることをご確認の上、インストールしてください。
【現象を確認したOSのバージョン】
①10.6.6
2. MylogStar Server - MylogStar Serverとデータベース (P-0329)
[制限事項]
MylogStarが使用するSQL Serverのインスタンス名として指定可能な文字は半角英数字(大文字小文字は区別しない)およびアンダースコア( _ )のみであり、次の要件を満たす必要があります。
・16文字以内の半角英数字およびアンダースコアで構成されていること
・先頭に数字を使用していないこと
・先頭および末尾にアンダースコアを使用していないこと
・予約済みキーワードまたは将来のキーワードを使用していないこと
3. MylogStar Agent - 通信系ログ共通 (P-0330)
[制限事項]
Microsoft Edgeを含む「Windowsストアアプリ」を使用した際のログは取得されません。
※ただし、アプリケーションフィルターより「Windowsストアアプリ」の起動禁止設定は行えます。
4. MylogStar Agent - アプリケーションログ (P-0331)
[制限事項]
Microsoft Edgeを含む「Windowsストアアプリ」を使用した際のアクティブ時間と各キーの押下数は取得されません。
5. MylogStar Server - MylogStar Serverとデータベース (P-0332)
[制限事項]
データベース セットアップ ウィザードは製品DVD内に格納されたSQL Server製品のみインストールすることができます。
インストールされるSQL Server製品は以下のとおりです。
・Windows 10:SQL Server 2012 Express SP3
・Windows 10 以外のOS:SQL Server 2008 R2 Express SP2
6. MylogStar Server - MylogStar Serverとデータベース (P-0333)
[制限事項]
SQL Serverの[SA]ユーザーのパスワードに以下の記号は使用できません。
・[“](ダブルクォート)
・[‘](シングルクォート)
・[;](セミコロン)
・[\](円記号)
7. 製品全般について - 全般 (P-0335)
[制限事項]
マイクロソフト社におけるWindows XP、およびWindows Server 2003 R2のサポート期間終了に伴い、MylogStarの対応OSとしてWindows XP、およびWindows Server 2003 R2が含まれるリリースは当リリースが最後になります。次のリリースバージョンでは対応OSからこれらのOSは除外されますのでご注意ください。
8. 製品全般について - インストール、アンインストール (P-0336)
[制限事項]
システムドライブがCドライブ以外の端末に対してインストールすることはできません。
以下の製品において、制限事項となります。
・MylogStar 3 Desktop
・MylogStar FileServer
9. MylogStar Agent - 全般 (P-0338)
[制限事項]
MylogStar AgentはLayered Service Provider(LSP)に関する制限事項を持つアプリケーションと干渉する場合があります。
干渉が疑われる場合、ポリシー設定よりそのアプリケーションを通信監視の対象から除外してください。
10. MylogStar Agent - アクセス制御 (P-0340)
[制限事項]
MylogStar Agentとしてデバイス情報を正しく取得することができないUSBストレージデバイスを使用した場合、アクセス制御は機能しません。
【現象を確認したUSBストレージデバイス】
①株式会社アイ・オー・データ機器 USBメモリ「ED-SV4」シリーズ
11. MylogStar Agent - アクセス制御 (P-0341)
[制限事項]
USBストレージ基本設定よりUSBストレージデバイスの利用を禁止した環境において、それらの機器を端末に接続した際にエクスプローラー上などにUSBストレージデバイス内の内容が表示される場合があります。ただし、この場合においても接続されたUSBストレージデバイス内のファイル操作などを行うことはできません。
【制限事項 解除】
1. MylogStar Console - 設定 (P-0316)
[制限事項]
ポリシーの「APIフック除外アプリケーションリスト」および「通信監視アプリケーションリスト」は、通常ご使用いただけません。
[解除事由]
本リリースで制限を解除し、「APIフック除外アプリケーションリスト」および「通信監視アプリケーションリスト」を使用可能としました。
2. MylogStar Server - MylogStar Serverとデータベース (P-0323)
[制限事項]
データベース セットアップ ウィザードはSQL Server 2008 R2 Express以外のバージョンをインストールできません。
[解除事由]
本リリースでデータベース セットアップ ウィザードを修正し、SQL Server 2012 Expressもインストール可能としました。
代わりとして以下の制限事項が追加されます。
・P-0332