【リリース日】
2017/4/12
【動作環境変更】
1. Windows Server 2016(バージョン 1607)上での動作検証を行いサポート対象として追加
[詳細]
Windows Server 2016(バージョン 1607)上での動作検証を行い、正常に動作することを確認しました。以下の製品において、動作環境として追加されます。
・MylogStar 3 (Release6 以降)
・MylogStar FileServer (Release6 以降)
Windows Server 2016 のエディションは以下製品に対応します。
・Windows Server 2016 Datacenter
・Windows Server 2016 Standard
Windows Server 2016 のインストールオプションは以下に対応します。
・Server with DesktopExperience
※Windows Server 2016 のインストールオプションとしてServer Core、またはNano Server を選択した環境については動作環境の対象外となります。
※ MylogStar 3 Release6 はWindows Server 2016 のバージョン 1607 に対応しております。バージョン 1607 以降のWindows Server 2016 への対応状況につきましては、MylogStar 製品FAQ サイトをご参照いただくか、販売店までお問い合わせください。
2. Windows Server 2016(バージョン 1607)上でのリモートデスクトップサービス環境において動作検証を行いサポート対象として追加
[詳細]
Windows Server 2016(バージョン 1607)上でのリモートデスクトップサービス環境において動作検証を行い、正常に動作することを確認しました。以下の製品において、動作環境として追加されます。
・MylogStar 3
└Agent for Virtual
3. Windows Server 2016(バージョン 1607)上でのRemoteApp 環境において動作検証を行いサポート対象として追加
[詳細]
Windows Server 2016(バージョン 1607)上でのRemoteApp 環境において動作検証を行い、正常に動作することを確認しました。以下の製品において、動作環境として追加されます。
・MylogStar 3
└Agent for Virtual
4. クラウド環境においてMylogStar Server 製品の動作検証を行いサポート対象として追加
[詳細]
クラウド環境において動作検証を行い、正常に動作することを確認しました。以下の製品において、動作環境として追加されます。
・MylogStar 3
└Server
└Relay Server
弊社にて動作検証を実施したクラウド環境は次のとおりです。
・Amazon Web Services
・Microsoft Azure
※ MylogStar に関するすべての通信はVPN等のセキュアなネットワーク上で行われることを前提に動作検証を実施しており、お客様の環境においても情報漏えい防止の観点から同様にセキュアなネットワーク上にて運用していただくことを強く推奨いたします。
※ 弊社にて動作検証を実施した環境を含み、全てのクラウド環境上にてMylogStar を動作させた際のお問い合わせについて、サポート対応の対象といたしますがMylogStar 製品の動作をすべて保証するものではありません。お客様にて対象環境の事前検証を実施するようお願いいたします。
※ クラウド環境上にて環境に依存する問題であると判断した場合には、「サポートセンターのご案内」に記載されている「解決できない問題について」に該当するものとさせていただく場合があります。
【機能追加】
1. 分析機能にアプリケーション導入状況を追加
[詳細]
インストールされたアプリケーションを一覧表示し、管理者がアプリケーションのインストール状況を把握することができる「アプリケーション導入状況」を分析機能に追加しました。以下の製品において、追加されます。
・MylogStar 3
・MylogStar 3 Desktop
・MylogStar FileServer
2. ログ遠隔閲覧機能を追加
[詳細]
MylogStar 3 Desktop、または MylogStar FileServer にて生成されたログファイルを管理者のコンピューターにインポート(展開)することでログを閲覧できる機能を追加しました。以下の製品において、追加されます。
・MylogStar 3 Desktop
・MylogStar FileServer
ログ遠隔閲覧機能を有効化する手順については、システム管理者マニュアルを参照してください。
【不具合の修正】
1. ポリシーデータが破損された際にAgent が不正終了を繰り返す場合がある問題(14910)
[詳細]
MylogStar Agent のポリシーデータが破損された環境において、MylogStar Agent が異常終了を繰り返す場合があることが確認されました。MylogStar Agent を改修し、破損したポリシーデータは破棄し、ポリシーデータを新たに作成して監視を再開できるように本リリースで対応しました。
2. BitLocker によるドライブ暗号化が有効化された環境において大量のファイル操作が行われた際、コンピューターからの応答が停止する問題 (14905)
[詳細]
BitLocker によるドライブ暗号化が有効化された環境において、Windows の自動メンテナンス処理中に大きなサイズのファイルをコピーするなどの大量のファイル操作が行われた場合、コンピューターからの応答が停止する場合があることが確認されました。MylogStar Agent を改修し、本リリースで対応しました。
3. ファイルログのトレースとE メールログのE メール詳細を表示した際にエラーが発生する問題 (14900)
[詳細]
MylogStar 3 Release5 において、MylogStar Console より特定条件下のログを「ファイルログのトレース」と「E メールログの詳細表示」より閲覧するとエラーメッセージが出力され、ログが表示できない問題が確認されました。MylogStar Console を改修し、本リリースで対応しました。
この問題が発生するログの条件は次のとおりです。
・MylogStar 3 Release4.3 以前にデータベースに登録されたログ
または
・MylogStar 3 Release4.3 以前、MylogStar 3 Release5 に関係なく参照用データベースに展開され、[参照用]MylogStar Console より閲覧されるログ
4. メールのヘッダー情報が特定の形式であった場合、取得されたE メールログがデータベースに登録されない問題 (14906)
[詳細]
送信、または 受信されたメールのヘッダーに記録された日付情報が、MylogStar Agent による解析処理に対応していない形式であった場合、E メールログがMylogStar Server にて正しく処理されずにデータベースに登録できない場合がありました。MylogStar Agent、および MylogStar Server を改修し、データベースに登録されるように本リリースで対応しました。
5. Windows に一時プロファイルでログオンしてしまう場合がある問題 (14930)
[詳細]
Windows へのログオン処理と、MylogStar Agent によるインベントリーログの取得処理が競合したことにより、まれに一時プロファイルにてWindows にログオンしてしまう場合がありました。本リリースよりMylogStar Agent のインベントリーログの取得タイミングを調整し、発生頻度の低減化を行いました。
6. CSV 自動出力機能にて、CSV ファイルが正常に出力できない場合にCSV ファイルとして出力対象であった操作ログが欠損する問題 (14932)
[詳細]
CSV 自動出力機能にて、出力先ドライブの障害などによりCSV ファイルが正常に出力できない場合、CSV ファイルへ出力対象であった操作ログが欠損する問題がありました。MylogStar Server を改修し、本リリースで対応しました。
7. MylogStar Server が高負荷な環境において、ポリシー変更時の処理に時間が掛かり、取得された操作ログの送信に遅延が発生する場合がある問題 (14943)
[詳細]
主に大規模構成などのMylogStar Server が高負荷となる環境にて、MylogStar Agent がインストールされた複数台のコンピューターから一斉にMylogStar Server への問い合わせが発生した場合などにおいて、MylogStar Server 内で処理が滞留することにより操作ログの送信やポリシーの配布などの処理が遅延する問題がありました。本リリースでMylogStar Server のポリシー割り当て処理を改修し、改善を行いました。
【制限事項 追加】
1. MylogStar Agent - E メールログ (P-0357)
[制限事項]
Windows Server 2016 の環境において、MylogStar Agent for Mail Server の「パケットキャプチャ方式」はご利用いただけません。
2. MylogStar Server - ログ遠隔閲覧機能 (P-0359)
[制限事項]
ログ遠隔閲覧機能をご利用の場合、監視対象のコンピューターにてリアルタイムアラートにより付与されたアラートタグは、[参照用]MylogStar Console では表示されません。
3. MylogStar Server - ログ遠隔閲覧機能 (P-0360)
[制限事項]
ログ遠隔閲覧機能は、Release6 以降のMylogStar 3 Desktop、または MylogStar FileServer にてログ遠隔閲覧機能を有効化したことにより生成された操作ログが処理の対象となります。アーカイブジョブなどのログ遠隔閲覧機能以外の機能にて生成された操作ログについてはログ遠隔閲覧機能で使用できません。
4. MylogStar Agent - ファイルログ (P-0362) (P-0363)
[制限事項]
ファイル操作を行ったアプリケーションが既に終了していた場合や、アプリケーションの起動と同時にファイル操作が行われた場合に、ユーザー名が「system」としてファイルログが取得される場合があります。
5. MylogStar Agent - 全般 (P-0364)
[制限事項]
Windows の起動タイミングにて次のイベントログが記録される場合があります。
—
ログの名前: System
ソース: Service Control Manager
イベント ID: 7031
レベル: エラー
説明: RNXProxy サービスは予期せぬ原因により終了しました。このサービスの終了はX 回目です。次の修正操作が X X X ミリ秒以内に実行されます
—
このWindows イベントログは、コンピューターが高負荷状態であったためにMylogStar Agent の関連サービスであるRNXProxy サービスの開始処理が中断された場合に記録されます。
なお、RNXProxy サービスは自動で開始処理をリトライするため動作上の問題はありませんが、Windows イベントログの内容を常時監視するソフトウェアなどが導入されている場合は、このWindows イベントログを障害として検知してしまうことがあります。この際は監視ソフトウェア側の設定にて無視していただく必要があります。
6. MylogStar Agent - 全般 (P-0365)
[制限事項]
HTTP/2 プロトコルに対応したWeb サイトの参照において、使用するWeb ブラウザに対して暗号化通信を監視するポリシーが適用されている場合、HTTP/1.1 プロトコルを使用して通信が行われます。
7. MylogStar Agent - スクリーンショットログ (P-0368)
[制限事項]
「マップ」や「カレンダー」など一部のユニバーサル Windows プラットフォーム (UWP)アプリが最前面に表示されている状態において、PrintScreen キー押下時のスクリーンショットログは取得できません。
8. 製品全般について - 全般 (P-0369)
[制限事項]
マイクロソフト社におけるWindows Vista のサポート期間終了に伴い、MylogStar の対応OS としてWindows Vista が含まれるリリースはRelease6 が最後になります。次のリリースバージョンでは対応OS から除外されますのでご注意ください。
9. MylogStar Agent - アプリケーションログ (P-0370)
[制限事項]
管理者として実行した場合など、Windows にログオン中のユーザーとは異なるユーザーでアプリケーションを起動した際、アプリケーションログのユーザー名が 「system」 として取得される場合があります。
10. MylogStar Agent - Web ログ (P-0371)
[制限事項]
HTTP(S)通信においてMylogStar Agent が対応していない圧縮方式にて構築されているWeb サイトを参照した場合、Web ログのページタイトルは取得されません。
MylogStar Agent は次の圧縮方式に対応しています。
・gzip
・deflate