03. 働き方改革は企業にとってどんなメリットがあるのか?

働き方改革を行うことは、働いている人にとってメリットの大きいものに感じられますが、企業にとってはどのようなメリットがあるのでしょうか?
今回は働き方改革を取り入れることによって企業が得られるメリットをご紹介していきます。

従業員を増やすことができる

まず大きなメリットとして、従業員を増やすことができるという点が挙げられます。
会社にとって人材は欠かせないものです。
特に、最近の若者は給料ではなく残業時間が少なかったり、福利厚生が充実していたりするような職場を選ぶ傾向にあります。
そのため、貴重な労働力である若者を増やしていくのであれば働き方改革を取り入れ、職場環境の改善に努めると良いでしょう。
また、正社員だけに留まらず働き方改革によって多くの人が働きやすい環境にあると、雇用形態に関係なく応募が増える可能性もあります。
求人を募集していてもなかなか人が入ってこないという場合は、働き方改革の導入を検討してみてはいかがでしょうか?

離職率を減らすことができる

上記では新しく会社に入ってくる人を増やすことにつながりますが、働き方改革は現在職場で働いている人の離職率を減らすこともできます。
近年は介護離職によって仕事を辞めてしまう人も多く見られますが、そのような離職を避けるために介護休暇を取り入れたり、女性が働きやすい環境を作るために育児休暇を取り入れたりすることで、これまで会社で積み上げたキャリアを崩さずに働いてもらうことができます。
これは一見働いている人側だけが得られるメリットのようにも感じられますが、仕事に慣れている人は新人よりも生産性が高いので会社にとっても大きなメリットと言えるでしょう。
新しく人材を入れつつ、できるだけ離職率を低下させることが会社の生産性を向上させるための重要なポイントになってきます。

長時間労働におけるデメリットを改善できる

長時間労働には様々なデメリットがあると言われていますが、働き方改革により職場環境を改善させることで長時間労働をなくし、そのデメリットを改善することができます。
では、長時間労働におけるデメリットとはどのようなものが考えられるでしょうか?

残業代が発生し人件費が増える

従業員の中には基本給の収入が少ないため、わざと長時間労働を行い、残業代を得ようとする人もいます。
残業代は基本給に比べて割増になってしまうので、その分会社の人件費が増えてしまうでしょう。
長時間労働を改善させればこれまでムダに支払っていた残業代の発生も極力減らすことができます。

ダラダラと仕事をしてしまう

残業があると、どうしてもダラダラと仕事をしてしまうことになります。
ダラダラと仕事をしていれば業務効率化や生産性向上に至るのは難しいと言えます。
また、長時間労働により集中力が失われるとミスの発生にもつながってしまうので注意が必要です。

従業員の肉体的負担や精神的負担が増える

長時間労働は従業員の肉体的負担が増えてしまうだけでなく、精神的負担の増加にもつながってしまいます。
精神的負担は生産性の低下にもつながってしまいますし、本人だけではなく他の従業員からも会社に対する不信感が強まって離職率につながる可能性もあります。

働き方改革を導入することによって、これまでムダにかかっていたコストや時間、人材全てを見直すことができます。
改善する作業にも手間や時間はかかってしまうかもしれませんが、将来的な企業の生産性を考えると、なるべく早いうちに働き方改革を実施して一人ひとりの業務効率化を高めるべきでしょう。
上記でご紹介したような様々なメリットも得られるので、ぜひ企業側でも働き方改革を導入してムダなコストを減らしつつ、業績アップにつなげてみてはいかがでしょうか。

投稿日:2018年12月17日

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